
2020年2月4日、『高年齢者雇用安定法』などの改正案が閣議決定しました。早ければ来年の4月から適用されます。
いよいよ、定年70歳が現実になりそうです。
そしてこのまま、『70歳年金支給開始』へ行きそうな流れも見えてきました。
少しずつ積み立て投資を始めてから『時間』の重要性を感じている今日この頃。
30代の私よりもはるかに『時間』を持つ娘は
大人の『仕事』をどう見ているのか。
この頃お金に興味を持ち始めた小学2年生(8歳)の娘に、
『70歳のおじいちゃん、おばあちゃんも働けますよ』と言われたらどう思う? と聞いてみました。
同じように、これから『お金との付き合い方』をどう伝えていけばいいのか悩んでいる方のヒントになればと思います。
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小学生からみた『お金』の意味
子供にとって初めて『自分のお金』と言えるのは、お年玉やお小遣いでしょうか。
娘は『お小遣い』= 『食べ物や自分の好きなものと交換するもの』と解釈しています。
逆にキャッシュレス決済(現金以外)を理解するには、『お金』とは別の説明が必要でした。
大人が『Suica』や『クレジットカード』を使っているのを見て
『お金がないならカードを使えばいい』
というセリフが出てしまったのです。
これはまずい!と思い『お金もカードも一緒で、使えばなくなるんだよ』と伝えました。
すると今度は『お小遣いを使うこと』自体を嫌がるように。
『お小遣いを使うとなくなる=好きなものが手に入らない』
いつも間にか、『使う』より『無くなる事』を怖がるようになっていました….。
子供に何かをねだられた時、『これは○○を買うお金ではないよ』と言い続けたのが影響しているのだと思います。
振り返ると、『お小遣いはこれだけ。じゃあどうすればいいと思う?』と尋ねてみれば良かったです。
そうすれば、貯まるまで『我慢した後いつ買うか』など、自分で考える癖がついていたかもしれません。
小学生は『お金』をどう使う?
試しに、全てのお年玉を手渡しして『どう使う?』と聞いてみました。
答え :『 お年玉は貯金。』
即答でした。
小学2年生が貯金。
これでいいのか!? と今までの自分の発言を振り返ってしまいました。
『貯金をして何するの?』と聞いても
『なくなると困るから使わない。』
『貯めてから考える。』
その先の道がまだ出てきません。
では、『 貯めるためのお金』は?
何もないところから、お金が突然出てくる事はないと理解しています。
お金を得る方法は『仕事』と答えていました。
得たお金を、何に使うのか。
今度は、その先の使い方を考えられるような声掛けをしていきたいと感じました。
国が『70歳まで働いていいよ』と言ったことを知った時の反応
前置きが長くなってしまいましたが 、
本題の『70歳定年までをどう思うか』を聞いてみました 。
答え:『70歳まで働けて嬉しい』
理由 :『お金がいっぱい貯まるから』
老後も貯め続ける!?
自分がおじいちゃんおばあちゃんになった時のイメージが、まだ持てないようです。
8歳の小学生が70歳になるまで62年。
世の中はどうなっているかも分からないので当然ですね。
『貯金』という受け身だけではなく、『使う選択肢』へ、意識を向けられるよう声掛けをしたい所です。
『仕事』へのイメージ
『仕事は大変だと思う。
お金の計算が大変だから』
掛け算をマスターした2年生、これから暗算を習う所で苦労しているから出てきたセリフかもしれません 。
でもお金の計算て、一生付き合ってかなきゃダメなものなんですよね…
家計管理、税金のこと、お金の計算は、自分の生活を守るためにとても大事です。
『仕事』と『お金の計算』は切り離せません。
我が家はパパが大工、私は飲食店店員です。娘の中で仕事のイメージは『手に職』や『接客業』に偏っています。
そのため、 仕事について詳しく聞いてみると
『楽しそうだけど、飾り付けが大変( ハロウィンなどのイベント?)』『 お店作りが大変』です。
なりたいイメージは
『計算苦手だから運んだり(配膳?)作る方がいい』そうです。
完全に手に職タイプに育ちました。でもそれだけでは、お金に変換できるとは限りません。
もし『モノ作り』『お店作り』の道に進もうとしたら。
一緒に『お金の使い方』に関することも、学んだ方がいいよと伝えていきたいと思います。
ただ、苦手な『数字』を前面に出すと、大事な夢への気持ちがしぼんでしまうかもしれません。
学ぶのは焦らず慌てず少しずつ、と心に留めて伝えていきたいと思います。

まとめ
お金の理解は?
小学生前でも、説明をしてあげれば『現金』と『キャッシュレス』の違いは分かります 。
( 『お金がない時はカードをピッとすればいい』と思ってしまうこともあります。子供側がどう思っているか、注意して意識する事が必要と感じました。)
『お金 = 好きなものと交換できるもの』
好きなものが手に入らないのは嫌なので、『お金が減る』ことを怖がっています。
その恐怖の方が大きくなってしまい、『使うこと』を考えられなくなっていました。
そのお金で何をするのか、使ったその先を考えられる声掛けが大事です。
仕事の事、どう思ってる?
小学2年生にとって
『70歳まで働けるのは嬉しい』。
働くことが嬉しいとポジティブな気持ちはこのまま保ち続けていって欲しいところです。
これから掛け算を習った2年生から、割り算や数学へと進んでいきます。
働くこと(手段は色々)、お金の計算との付き合いは一生続きます。
税金のこと、 働き方、誰もが持っている権利と義務。
知らないと損をする事がたくさんあります。
もし知っていれば、勉強をする姿勢があれば
人生100年時代でも、なんとか歩き続けていけるのではないでしょうか。
最後に
30代の私が『70歳定年』を聞いた時は、『そこまで働かせるの!?』という思いでした。
でも、中には70歳までやりがいのある仕事を続けたい、現役でいたいという方もいらっしゃいます。
大事なのは、子供たちが大人になった60数年後、どちらの道でも選べるようになっていることだと思います。
子供たちがこれから少しづつ『仕事』と『お金』の関係を知って、『どう使うか』を考えられるように、知識をつけて欲しいです。
他にも、『お金は働いて得るだけじゃないんだよー』とどう伝えるか、まず私が勉強していこうと思っています。
もちろん、入手は正規の方法で…。
子供達は『かいけつゾロリ』とか『怪盗キッド』、『ねずみ小僧』を知ってるので、方向性には気を付けます(笑)
今年のお年玉を手にした娘が、『銀行に入れて貯めといて』とそのまま手渡してきたことから始まったこの質問。
30代の私よりも、頭の柔らかくて、伸びしろのある子供達。
この先の人生の中で、 色々な選択肢を自分の手で選べるように、その手助けができることを願っています。
もちろん、いくつになっても始めるのに遅いことはないんですけれど。今が1番若い時、です(^^)
子供たちだけでなく、何かを始めようとしている方の道のりが、実り多い物になりますように。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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